二歳児と天王山
楽しみにしていた登山、行って来ました!
電車で二駅ほどのところにある、大山崎の天王山という山。
明智光秀と豊臣秀吉が戦った山崎の戦いの舞台になった山で、この山を制した方が天下を取ることになるとして「天下分け目の天王山」という言葉で有名ですね。
この戦いを制した秀吉が山崎城を建てて、大阪城に移るまで本拠になった場所だそうです。
ほー。
標高は270mと、低めの山。
いざ、出陣!!
の、はずが、、案の定登りだして早々におんぶスタイルを決め込んだ息子。。
もう少しがんばってくれ。
彼はすべてを両親に委ねてこの登山を過ごす決意なのだと、母は確信しました。笑
登りはじめてすぐに見える宝積寺にお参り。
山崎の戦いで秀吉の本陣が置かれた場所でもあるそうです。
この出世石、秀吉がこの石に座り、一夜乃塔を眺めながら、作戦を練っていたと言われる石なのだそう。
出世の意味もわからない息子は、ただただ笑顔。
もちろん旦那も座りました。がっつり稼いで世界旅行に連れてってくださーい!
竹林があるせいか、竹の杖?が親切に置かれていました。
この後、13キロの息子を担いで、2時間おんぶすることになった^^;ので、この杖は大活躍してくれました。
竹の匂いがするなーと思いながら登っていたら、竹の子がにょきにょき伸びてる姿も見られました。
この生命力、すごい!!
この辺りまでは、旦那がおんぶしてましたが、眠たくて愚図りだしたので、おんぶの交代。
そして山頂についても起きないので、おんぶのまま、おにぎり食べました。
このおにぎりがおいしかったー。
登山にはやっぱ、おにぎりやなあ。
下山するまでずっと眠っていた息子。13キロありますが、寝るとさらに重くなるんですよねー。
けど、この間登った愛宕山に比べたら、全然平気!楽勝!だったですねー。
愛宕山は1000m。天王山は270mですもん。もう、山頂に着いた時も、物足りなさを感じたくらい^^;
それにおんぶしながらの登山は、母の底力がどんどん出てきます。
あとで思ったんですが、ほぼわたしのトレーニングの為の山登りだったような気すらします。笑
体力なし、運動きらいなわたしに、息子が鍛えさせてくれたんだと、前向きに考える母なのでした。
愛宕山は自然のぴりっとした厳しさを感じる山でしたが、天王山はハイキングコースなどでのんびりと登れる山だけあって、ゆったりした雰囲気を持ってる山でしたね。
鳥の鳴き声がたくさん聴けて、とっても癒されました◎
ようやく下山後に、目を覚ました息子^^;おはよー。
奈良時代に創建された、小倉神社にお参りして、登山終了となりました。
この神社、しんとした佇まいから強いエネルギー感じました。
きっと昔はものすごい活気があった場所やったんやろうなあと思います。
やっとおにぎり食べれて、しあわせそう。
この後、フルテンションになったのは言うまでもありません。
次回の登山は、頼む!歩いてくれ!!
せっかくの登山用シューズも役目なしでしたが、これから活躍してくれることを願います!
まさかこのわたしが登山にハマるなんて、夢にも思いませんでしたが、登山、とっても楽しいです!
老後の趣味でも登山はしないだろうと思っていたのに^^;
不思議ですねー。
あと登山いいなと思ったひとつに、すれ違う人みんな「こんにちはー」って挨拶するの。
これは当たり前と言うか、自然なことなんやけど、これがいい。
普段街中を歩いてて、知らない人に挨拶しませんもんね。そういうのが当たり前になってるのが、なんか恐い。
子供にとっても自然に戻れるいい時間なのかもしれない。
それから一番大きなことは、人間も自然界の一部なんだってことを肌で感じること。
植物があって、虫や動物がいて、人間もいる。その上にお日様が昇ったり、雨が降ったりする。
すべて共存しあって生きてるってことを、実感できる時間を持つのはほんと大事やわ。
子供もそういう自然への崇拝する心を養っていくことが、これからの時代とても重要になっていくと思う。
大きな人間力ってそこで培われるんとちがうかな。
今日も家族でとってもいい時間を過ごせて、しあわせでした◎
帰ってきてからの、ビールがうまかった!!
そうそう、ビールのあてに、たことアボカドをわさびマヨネーズ和えしたのを作ったんですが、これは簡単でさっと出せておいしくておすすめです。
あては、さっと作れるものがおいしいのです。